高齢者がペットを飼うメリット

社会とのつながりが増える
ペットを通じて、近所の人やペット仲間が増え、コミュニケーションができて、生きがいが増えることがあります。
※近所の人やペット仲間が後見人になってくれるかも!!
アニマルセラピー効果
アニマルセラピーによって医療者とのコミュニケーションが改善した。
※長生きや病気が改善する、動かなかった手足が動くようになる。

アニマルセラピーは、とくに認知症の高齢者のケアとしても注目されています。犬や猫などのペットと触れ合うと、人間の体内に「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されるという研究結果もあります。また、笑顔になって気持ちが落ちついたり、動物と遊ぶなかで、楽しみながら軽い運動効果も生まれたりする効果も期待できます。
実は、犬猫をペットで飼っている高齢者の4割が、自分自身がとても健康であると自信を持って暮らしている傾向があります。生活が充実している感覚が強いこと、趣味を楽しんでいる割合が大きいことも、犬猫を飼育している人に多い特徴です。
さらに、次のような研究結果も出ています。犬猫を飼っていない人の2年後の生存可能性は97.8%であるのに対して、飼っている人は98.2%となりました。わずかな差ではありますが、ペットと暮らすことと長生きには、関連性があると考えられます。

高齢者がペットを飼うデメリット

体力面によりお世話ができなくなる
散歩や病院に連れていく方法、犬の介護はより大変
自身の体調により、預け先が必要になる
通院、検査やケガ病気による入院
ペットが残される可能性
人も長寿になってきたが、ペットも長寿になっている
ペットロスによる体調不良
喪失感による精神的なところから、体調不良になってしまう場合があります

解決策

  • 訪問介護でペットのお世話をしてくれるところを探す
  • ペットシッターにお願いする
  • 散歩代行をお願いする
  • 自宅まで送迎してくれる病院(往診)やトリミングサロン、犬の幼稚園の利用(お金はかかるけど)
  • ペットホテルに長期でお預かりできるとこもある。但し、莫大な料金である。事前に預かり先を見つける。(短期の預かりもお願いしておくと良い)
  • 近所の人やペット仲間に後見人をお願いする
  • 心を込めて葬儀してくれるペット葬儀屋を探す
  • カウンセリングできる場所を探す。

全てに当てはまること

ペットのために考えると、お金がかかること。ボランティアでそれらすべてのことを日頃からしてくれる近所の人がいたら安心

単身者がペットを飼うデメリット

住居環境の問題
賃貸で一人暮らしだと部屋が狭い場合があるので、十分な飼育環境、広さ、日光、掃除のしやすさ(フローリング)など、条件が整わないことがある。
経済的な理由
自分の家賃・生活費に加えペットのご飯代、ペットシーツなどの消耗品、ワクチン代、病気の時の治療費など、費用がかさむ
時間が費やせるか
  • ペットが留守番する時間が長い
    学生の場合:試験、就活、研修、就職による環境の変化
    社会人などの場合:出張、残業
  • ペットの基本的なお世話(散歩はもちろん、必要なしつけ、健康管理(ブラッシング)、など)

解決策

  • ペットOKの賃貸物件を探す
    自分が現在住んでいる部屋、これから住む部屋はペットOKなのか?
    その物件のペットに関するルールを守れるか?
    ご近所づきあいや、公共スペースの利用などはトラブルのもとになるので、無断で絶対に飼わないこと。もしも無断でペットを飼っていることが見つかった場合、その子を手放さなくてはならないかもしれません。
  • 自分のライフスタイルにあったペットを選ぶ
    例えば・・・
    ・散歩が比較的必要のない猫、小動物、魚
    ・広いスペースを必要としない(ハウスやトイレ)小型犬、小動物
    ・毛が抜けにくい犬(カット代はかかる)
    ・カットがいらない犬(毛は抜けやすい)
    ・性格が穏やか、しつけがしやすい種類の動物
    ・周りに配慮し鳴かないペット

    抜け毛が少なく、性格が温和かつ運動量も少ない小型犬のシーズーは、一人暮らしでも飼いやすい犬種の条件に当てはまります。そのほかにも毛が抜けにくくしつけがしやすい、トイプードルやマルチーズも飼いやすいでしょう。性格が温和で無駄吠えが少ないキャバリアやパグ、フレンチブルドッグも、一人暮らしに人気です。性格的に無駄吠えが多い心配はあるものの、小型でお世話がしやすいヨークシャーテリア、チワワなども、比較的一人暮らし向きであるとされています。

※参考サイト