譲渡することを決める前に

ペットを手放す理由は妥当なものですか?

そのペットを飼えなくなった理由は何ですか?

  • 動画サイトやSNS上でその動物を見て、可愛かったから飼ってみたけど、イメージと違ったから。
  • ペットのにおいが思ったよりきついし汚れるから。

近年、このような身勝手な理由で捨てられたり、保護施設に連れてこられたりするペットが増えています。

もう一度ペットと向き合ってみてください。
そのペットについて飼育方法や必要な道具、習性などを専門書で調べたり、そのペットの飼育経験者の方や動物病院の先生などに相談したりしましたか?

飼育環境や飼育方法をよりよく改善して、今起こっている問題も解決することができるかもしれません。
普段のお世話の様子や、飼育しているスペースの掃除、姿など飼育の仕方を投稿している動画やSNSを参考にするのも良いかもしれません。

飼い続けたいけれど飼育が大変、仕事が忙しい、ペットの介護が大変などの理由の方は、次の項目の「手放す以外の対処」を参考に考えてみましょう。

ペットを手放す以外の対処は考えましたか?

例えば、急な出張や仕事でペットの世話ができない、飼い主さんがケガや病気で入院することになった場合、ペットシッターやペットホテルの利用をすることで代わりにお世話をしてもらうこともできます。
ペットシッターの場合は基本、犬・猫と一部の小動物のお世話が可能な企業が一般的です。
ペットホテルはシッターより少し幅が広く爬虫類も預かりをしてくれる施設もあります。
高齢になったペットのお世話が大変な場合、最近では犬猫の介護施設も増え始め、年単位で長期預かりをしてくれる施設もあります。
小動物やそのほかのペットの施設はまだ少ないですが、ペットシッターの種類によってはペットのお世話の際、介護もしてくれる所もあるので探してみましょう。
犬の吠えや咬みつくなどといった問題行動が原因の場合、しつけ教室を利用することもできます。
中にはしばらくの期間預かりながらトレーニングをしてくれる施設もあります。
治療費など経済面が厳しくなる場合もあります。
ペットが高齢期に入る前に前もってペット保険に加入するなど、ペット関連の各サービスを探し利用することで、負担を少なくすることができ、ペットを飼い続けることもできるのではないでしょうか。

販売目的での譲渡は禁止です

個人の場合は、譲渡の際の交通費(実費)については、両者事前の合意があった場合のみ請求可能です。原則、これ以外の費用については求できないものとします。

保護活動者、その他団体からの譲渡の場合は、避妊去勢手術やワクチン接種、そのペットに現在治療中の病気やケガがある場合などは、両者が話し合い確認の上、里親に対して最低限の治療費負担等がある場合もあります。

譲渡の際の交通費(実費)については、両者事前の合意があった場合のみ請求可能です。

里親を希望されている方に対し、掲載していないペットの有料譲渡のお話をされる事も禁止致します。
保護活動者の場合でも、募集情報内に記載の無い費用の請求は一切禁止です。

一緒に飼育している方に同意は得ていますか?

そのペットを一緒に飼育している方はいませんか?
ペットを手放し譲渡に出すことをご家族や同居人の方とご相談されましたか?
ペットは大切な“家族”です。一人で決めてしまわずにご相談された上で慎重に決めましょう。

繁殖を繰り返して増え過ぎたペットの里親募集ではないですか?

繁殖を繰り返し増えすぎた結果、世話しきれず、多頭飼育崩壊を起こし、一度に大量のペットが施設に保護される事が起きています。

飼育しているペットが産んで飼育しきれなくなった子供の里親を募集する場合、同じ事態を繰り返さないようにお願いします。
必ず親ペットの不妊手術(去勢・避妊)を行って下さい。
獣医師の判断により手術が不適切である場合、交配を回避するために、部屋やケージの生活スペースを分けるなど飼育環境を整えてください。

引き渡し方法は直接会って手渡ししてください。

そのペットの健康状態や今までにやり取りした内容との違い、虚偽がないか確認するためにも、ペットを引き渡す際は両者とも直接会って譲渡して下さい。

長距離の移動はペットにとっても負担が大きいので、相手の方と会う場所は、ご自宅から遠すぎない場所でできるだけそのペットが十分休憩できる場所を選ぶと良いです。

避妊去勢手術を受けさせることにご協力ください。

動物の交配を否定するものではなく、当サイトの主意を鑑み設けているルールです。

【犬猫の場合】
必ず譲渡する前に犬・猫の不妊手術(去勢・避妊)を行って下さい。
費用の関係で難しい場合は、相手の方と話し合い、費用を一部負担してもらうなど交渉してください。
※獣医師の判断により手術が不適切である場合は除く。
【その他(小動物など)の場合】
交配を回避するために部屋やケージを別にするなど、生活スペースを分けるといった飼育環境を整えてください。